プログラムを捨てて合格!応用情報処理試験

働くライフハック

今回は資格についてです。
情報技術者試験、皆さんは聞いたことがありますでしょうか?

これは特にITの下請けあるあるなのですが、
基本情報技術者試験を受けろと言われ、
4月と10月の第三日曜日、朝早くから試験会場(学校のことが多い)に行かされた経験のある方も多いのではないでしょうか?
朝がかなり早く、休みの日に夜更かしする方にとっては結構大変で、朝間に合うように起床するのが最初の関門だと揶揄されることもあります。

なお、この日程ではほかに複数の情報関係の試験も行われており、
基本情報技術者試験の上が、応用情報技術者試験となります。
基本情報を取ったら、次は応用を受けるよう言われるケースも多いようです。

特に基本情報と応用情報についてなのですが、試験は午前と午後があり、日曜の朝早くから夕方前まで丸々使うという長丁場です。
午前試験はマークシート、午後は記述、マークの問題となります。

私は基本情報の午後試験の、プログラムを手で解く問題がどうしてもできず、数回受けたのちに受験を断念しました。
(ただガチでやらなかっただけなのですが・・・ちなみに午前は全て合格していました)

しかしそれからブランクを経て、応用情報を受けて一発合格するというミラクルを成し遂げています。
ここで、誠に勝手ながら応用情報を受けるメリットと、私の勉強方法を特別にお教えしようと思います。

応用情報を受けるメリット

箔がつく

一番はこれでしょう。基本情報を持っている人はそこそこに多い(それでも合格率は常に30%くらいという難関)なのですが、応用になると数が少ないです。なので箔がつきます。

転職、出世に!

特に未経験からIT業界に入りたい人やIT企業で転職したい人、IT企業で出世したい人にとっては受験が推奨されていることが多いです。
そもそも、情報処理試験が出世用件になっている所もあるようです。
この資格と実務経験は必ずしも比例はしないのですが、ある程度のITリテラシーと学力を持っているという事を保証してくれます。
ちなみに、実際に私がIT系企業で見てきたことなのですが、基本情報を持っていても仕事ができない人は実は一定数いたのですが、応用情報の場合はできない人はほとんどいませんでした。

手当、報奨金が多い

これを目当てに受ける人も多いのではないでしょうか?笑
特にIT系企業では、この手の試験に合格すると特別ボーナスという名の報奨金や、給与に資格手当がつく場合があります。


応用情報の場合、結構高額になっているところが多いようです。
報奨金の場合は50000~200000円くらい、資格手当は月10000~30000円くらいが相場なのではないかと思います。(会社によって異なります)
受験を推奨されることの多い基本情報の場合は報奨金が30000~100000円くらい、資格手当は月5000~20000円くらいが相場でしょうか。(これも会社によって異なります)

報奨金月当たり資格手当
基本情報30000~100000円5000~20000円
応用情報50000~200000円月10000~30000円
表で比較すると、額が大分違うのが分かると思います。

なお、私が応用情報を取った時は報奨金で、100000円でした。
(基本情報は50000円でした)
この報奨金、合格した翌月に即支給というわけではなく、ボーナスの時期に合わせて特別ボーナスが加算されるという形でした。
ボーナスは税金が取られるので、100000円満額ではなかったのですが、72000円くらいゲットできたと記憶しています。

ほかの資格の免除要件となる

この応用情報処理、いわゆる高度資格と言われるものなのですが、高度資格はほかにもあります。(ネットワークスペシャリスト、プロジェクトマネージャー試験など)
現行のルールだと、資格をgetして2年間は、他の高度資格の一部の試験が免除されるようになっているようです。
また、中小企業診断士・弁理士にはIT系の科目があるのですが、その試験免除が受けられる特典もあります。
私は一時期中小企業診断士の試験を受けようと思っていたことがあり、その試験免除に使うことができました。これは特に期限がなかったと記憶しています。
基本情報の場合だと、特に免除要件になるものは今のところ見当たりません。
これもいきなり応用から進める理由です。

プログラムを避けて合格可能

私が基本情報をすっ飛ばして応用情報をゲットしようとした大きな理由は、
これはプログラムを避けて合格可能だったからです。
基本情報は、午後の試験でプログラム問題が必須となっています。
私は基本情報を確か3回ほど受けているのですが、どうもこのプログラム問題を手で解くことが苦手で、全て不合格になっていました。
もし、プログラム問題がどうしてもできないという方は、基本をすっ飛ばして応用情報を受けることも一つの手だと私は伝えたいです。
この下で、その方法について説明したいと思います。

私が実際にやった、応用情報の勉強方法
(プログラム問題に触れない編)

それでは、さっそく説明したいと思います。

午前&午後共通編

まず、教科書を一冊購入します。
教科書は本屋にいくつかの種類があると思うのですが、自分が読みやすいと思うものを買ってください。
私の所管なのですが、試験の過去問が少し掲載されているものをおススメします。
まず、教科書を一周して内容を覚えてみてください。

午前編

午前試験はマークシート択一式なのですが、問題が使い回しされていることが多いです。
なので、過去問をそのまま覚えるくらいの感じでやっていきましょう。
(教科書を一度一周しているのが前提です。じゃないと過去問だけ見てもチンプンカンプンだと思います)
コツとして挙げられるのは、簡単な計算問題の解き方を覚えることです。
計算問題を避けたいという方も結構いらっしゃるのですが、それでは合格は難しいです。
実際に過去問を解いてみて、簡単にできる計算問題の解き方を覚えていきましょう。
実際の試験では、数値を少し変えている、または過去問そのままの形で問題が出ることが多いです。これを得点源にすることで合格は近づきます。

午後編

午後の過去問を一冊、購入しましょう。
そして、プログラムの問題以外を解いて、答えや解答へのアプローチを覚えていきます。
また、プログラムを避けると書きましたが、ネットワークやデータベースもハードルが高いと思います。これらの分野も知識がない方は飛ばしましょう。

午後試験は5題で、セキュリティに関する問題が必須で、あとの4題は選択式となります。
プログラム、ネットワーク、データベース、組込みシステム開発など、イチから学習するのが難しいものを避けていくと、選択肢は絞られてきます。
絞られた後に残るのは、経営戦略、情報戦略、プロジェクトマネジメント、システム監査、戦略立案あたりになるのではないかと思います。
これらは暗記でも解ける用語問題もありますし、文章を読むことで知識がなくてもある程度解ける問題もあります。
私は、セキュリティ+これらの分野のみに絞り、問題を反復して解いていきました。
そして、晴れて応用情報技術者試験に合格することができたのです。

しかし、このやり方には当然注意点があります。
お察しの通りプログラム、そしてネットワーク、データベースなどは一切捨てているので、解ける問題は当然絞られてきます。なのでギャンブルの要素があります
これらの分野は、技術系に拠らない勉強で得点が取れるチャンスのある分野です。
しかし、
・高得点は取りにくい
・分からない場合はマジで積んでしまう恐れがある

といった側面があることを覚えておいてください。

ちなみに私が受験したときは、経営戦略、プロジェクトマネジメントがよく分かりませんでした。(解答を見ても何で正解になるのか分からないところがありました)
ダメかなと思っていたのですが、システム監査の問題が超絶に簡単で、教科書の内容さえ頭に入っていれば誰でも解ける問題でした。
応用情報は、試験の時にどの問題を選ぶかということもも重要な要素であることは間違いありません。

ちなみに私の合格点は、午前午後ともに61%(合格点60%)でした。

もし、ギャンブルではなく絶対に合格したいと思うのであれば、ネットワーク、データベース、組込みシステム開発などを学習してマスターしておくのを推奨します。
よくツイッターとかで90%近い得点率で合格しているのを見るのですが、その方々は決まってこの分野を選択していました。
私はやりませんでしたが、極めれば確実に得点源が取れる様子です。ですが私はこの方法は紹介できません(泣)

いかがでしたでしょうか?
もし、基本情報がどうしても取れない・・・という方は、私の実践したやり方でアプローチするのが一つの手だと思います。
(繰り返しになりますがギャンブルの要素が強い為、確実ではないことを了承くださいまし)

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