2022年卒就活生に捧ぐ~何にもなれない君たちへ~

大学生ライフハック

今回は、主に2022年就活生を対象にした記事になります。

この記事、しょっぱなから~何にもなれない君たちへ~と題しているのですが、
これを見てカチンときた学生の方もいるのではないかと思います。
そんな方にこそ、この記事を読んでいただきたいと考えています。

俺は超ハイスペック学生で内定上等!そんなの関係ねえ!
という方は、読み飛ばしてもらって大丈夫です。笑

この記事は、

・特に目立ったとりえのない学生だ。
・学生時代、誇れることは特に何もやっていない。
・自己分析、インターンとか色々あるけど・・・何していいか分からない。

という方に向けた記事になります。
ここにピンときた方にとって、何かの助けになれば幸いだと思っています。

就活の前に知るべきこと3つ

まず最初に、新卒でこれから就活!という方に、新卒就活というか、社会の仕組みの大前提について説明したいと思います。
これが分かっていると、就活というゲームをかなり有利に進めることができるようになるはずです。
ゲームを1回クリアして強化武器を持ったまま2周目!という感覚に近いかもしれません。

企業はあなたの都合なんか見ちゃいない!

まず、前提として分かっておかなくてはいけないのが、企業はあなたの都合なんか見ちゃいない!
ということです。
この都合というのは、あなたの授業の忙しさや卒業単位だけではありません。
もっとデカいくくりの、世の中の流れというものも含まれています。むしろこっちの方が重要です。
例えばこれを書いている2020年の5月、世の中はコロナウイルスのショックで大変なことになっています。
終わりの見えない自粛で経済の流れが止まり、凄まじい不景気がやってくることが確実となります。倒産する企業はますます増えていくでしょう。
内定取り消しのニュースも耳にします。

そこで、考えてみてください。
一つ前の2021卒の方々はどうでしょう?
このコロナウイルスが蔓延する直前まで、就活は売り手市場と言われていました。
つまり、学生さん<求人という構図です。
それが1年足らずでこうなってしまいました。

これを書いている私は2010年卒世代、つまりリーマンショック第一世代と呼ばれる世代です。
私の1、2学年上の方々は売り手市場と言われ、学生さん<求人という構図でした。
しかし、リーマンショックのため1年足らずでこの構図が逆転してしまうのです。

事実、私の1、2学年上の方々は大手企業に内定をもらい、そのまま入社した方がかなり多かったです。
しかし、私の世代は大手企業に入社する率が明らかに低くなったと感じています。
さらに、安定した大手企業や公務員を目指す方がいきなり増えたので、就職留年も多数発生することになりました。
(ちなみに就職留年をして、望んだ企業に入れる人はほぼいませんでした。これも後に記事にしたいと思います。)

つまり、就職活動の難易度は年代によって大きな違いが出てしまうのです。

経団連に入っている大企業が、新卒就職をどれくらい取るかというのはニュースでも取り上げられることがあります。
景気が悪くなった代の採用は、明らかに少なくなっています。
大企業は一括採用のところが多いので、少ない世代の分を補填するということもありません。
1970年~1982年あたりに生まれた世代は就活時は大不況で、氷河期世代、ロスジェネ世代と呼ばれることが多いですが、大企業はこの世代の割合がガツンと少なくなっていると言います。

つまり、不況の時代に就活をするからと言って、企業は救済してくれないのです。

企業は、雇った従業員を使ってお金を稼ぐことで存続できています。
そして、人を雇うというのは皆さんが思っている以上にコストがかかります。
なので、会社を傾かせてまで、年代のバランスをとるために新卒を多く入れようとはしないのです。小さい企業ならなおさらです。

長くなりましたが、「企業はあなたの都合なんか見ちゃいない!
このことをまず初めに頭に入れておきましょう。

あなたが使えそうだから取る、ただそれだけ

これを読んでいる方にいきなり質問ですが、
会社が新卒をわざわざ雇う理由は何でしょうか?

会社内で仕事をするにあたり、特に何のスキルも持っていない学生さんがほとんどのはずです。
育成する間は戦力になりませんから、ただただコストがかかります。
もちろん、育成期間に皆さんに支払われるお給料だけがコストではありませんその倍以上のコストがかかっている可能性もあります。

中途で社会人経験もあり、スキルもある人を採用するほうが会社的には絶対にプラスになります。

経団連に入っている大企業が新卒の採用率を〇%と算出することはありますが、
新卒をどれくらい入社させなければならないという決まりはありません。もちろん罰則もないです。
世間知らずだった私は、経団連に入っている大企業は世の中のために新卒をどれくらい入れなければいけないと決まっていると思っていました。決してそんなことはありません。
よくよく考えると、新卒を入れなければいけない理由は特にないのです。

じゃあなぜ、新卒をわざわざ採用するのか?


あなたが使えそうだから取る、ただそれだけ

だからです。
別に新卒じゃなくてもいいわけです。
もし新卒でそれなりの企業に入ろうと考えている方は、多くの学生さんの中から、「あなたがいい!」と選ばれなければいけないのです。

新卒就活は大チャンス!

新卒一括採用には弊害も確かにあります。
しかし、私は新卒就活は大チャンスだと捉えています。

なぜなら、「何にもなれないあなたを、何かにできる可能性があるからです。

ここまで読んでいただいた方は、特に何でもない学生さんがほとんどだと思います。
しかし、就職先によっては
・スキル、能力が身につく
・あなたの能力が開花する
・身に着けたスキル・能力でバリバリやる、転職、独立などの選択肢ができる

といった可能性もあります。

「とはいえ就活は面倒だし、いったん適当に会社入って転職するからヘーキヘーキ」
という方も、もしかしたらいるかもしれません。

この考えは、非常に危険極まりないです。
なぜなら、前に書いたように、採用は基本的に

「あなたが使えそうだから取る、ただそれだけ」

だからです。
そして中途採用の場合、前職の経験ベースに採用が進むことが多いです。
前職の経験が乏しいと、転職はかなり困難なものになります。

新卒就活は、「何者でもない学生から採用する」という事が前提にあります。
つまり、何者でもない学生を取って使えるようにするための採用なので、スキル、能力が身につく職場に行ける可能性が高いのです。
しかも超大企業の場合、基本新卒採用しか行わないところもあります。

今の世の中、転職は当たり前になってきています。
企業の平均寿命はどんどん短くなっていき、平均すると25~30年程度という分析もあるようです。
そして、転職の限界年齢は35歳くらいと言われています。
企業はあなたが定年までない可能性が高く、さらに年を取ると転職は難しくなってきます。

こういった背景があり、私は新卒就活で、社会人のロケットスタートを切るのが好ましいと私は考えています。
今の時代、転職は当たり前になっています。新卒で入った企業が合わない、辛いと思ったら転職するのは一つの手だと私は思っています。
しかし、中途採用は経験ベースになるため、方向転換は新卒採用に比べてかなり厳しいものになるというのは認識しておいてください。

今、あなたは確かに何者でもありません。
そしてあなたの前には無限の選択肢があります。
それを活かすも殺すも、あなた次第なのです。

この記事の続きから、これまでの経験から編み出した就活テクニックを書いていきたいと思います。
人生の大チャンス、是非モノにしましょう!

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