これは、私が底辺現場で働いている時に目の当たりにした、イカれたメンバーを紹介する記事となります。
その男は、私が現場に入ってから数か月後に職場にやってきました。
年齢は20歳少しとかなり若く、小柄で一見純朴そうな見た目をしていました。
その大きな特徴は、顔がブサイク芸人みたいという事です。
(以下、芸人とします。アイキャッチ画像はイメージです。)
目が細く、鼻がとても大きい、特徴的な容姿でした。吉本で行われるブサイク芸人ランキングを行ったら間違いなく上位に食い込むでしょう。
しかし、彼は系列の現場を研修期間で終了していたのでした。
少し怪しい予感がします。
予感は的中します。芸人は仕事の覚えがとても悪く、それだけではなくメモも言われないと取らないなど、やる気も見られませんでした。
おまけに職場で大きなミスを起こすなど、スタートから皆に悪印象を与えることになりました。
私の職場では、配属から3か月間は研修期間となり、
その間は毎日、業務日誌を書くことを義務付けられています。
芸人は覚えが極端に悪く、大きなミスを起こすなどもしていたため、業務日誌にまで手が回っていませんでした。
業務日誌を書くことは現場配属の際に言われていたはずなのですが、彼は一切やっていませんでした。
なので、
とりあえず仕事はいいから、日誌書いて
と、仕事からはとりあえず離し、ほぼ3か月弱分の日誌を書かせることにしました。
どこまでできた?
現場リーダーが、進み具合を見に行ったところ、日誌はほとんど手を付けておらず、
プレイしているソシャゲのデッキを書いていたのでした。
当然リーダーはブチギレしました。さらに翌日、別フロアで働く課長が現場にやってきました。
課長はかなり温厚な人なのですが、あんなにガチでキレたのは初めて見ました。
課長に目の前でガチギレされた後、何もできないくらいに憔悴している芸人の姿がありました。
彼は仕事を任せられないと判断されていたので、だれも気に留めるものもいませんでした。
しかし、私は見てしまったのです。
就業のチャイムが鳴った瞬間、ものすごい笑顔になる芸人の姿を・・・
帰りは芸人と一緒に駅まで帰りました。
彼はソシャゲが趣味で、高いテンションでソシャゲの話ばかりしてきたのを覚えています。
私は、
少しは反省しろよ・・・
と思っていました。
翌日、彼は体調不良を理由に仕事を休みました。
そしてその翌日、芸人の母親から所属会社に電話があり、
彼が「死にたい」と言っているので会社を辞めさせてほしいと連絡がありました。
なお、芸人の母親は会社都合の退職にしてほしいと言ってきたそうです。
芸人と飲み会で話した時に、彼は一人っ子で、両親ともに定職についていないという話をしたのを思い出しました。
その日から彼は出社することなく、退職になったとのことです。会社都合の退職になったのか、その後どうなったのかは分かりません。
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