この話は、
退職代行で習い事をやめてみた①~序章~
退職代行で習い事をやめてみた②~暴走~
の続きになります。
いきなりこの記事に飛んだ方は、これらの記事からご覧いただければと思います。
※注意※
この話は、身バレを防ぐために所々フェイクを入れています。さらに詳細に書くと特定されそうなのでエピソードは大分端折っています。
そのあたりご了承いただけると幸いです。
新コースの話を進めていくうちに、私はこのようなことを言われるようになりました。
・教材やブログを書くのに時間を割けと言われる。
(代表の求めている物でないとネチネチ責められる、罵声を浴びせられることもある)
・教材やブログ、レッスンの際、代表の求めていることを全部読み取ることは当然で、それに応えてアウトプットを作るように言われる。
(私はあなたのお父さんお母さんではない、と言いたかったです。なお、代表は離婚歴ありの独身一人暮らしで、両親は既に鬼籍に入られているとのことです)
・代表の方針や言っていることはコロコロ変わる
(それも全部先読みしろと言わんばかりの態度でした。なお、このことについて突っ込んだら逆ギレされました。)
・新コースの集客ができていないのは、お前がサボっているからだ
(そもそもこのコース、自ら進んでお金払ってやりたいと思う人がいるとは思えない。それを指摘すると逆ギレ)
そうこうしているうちに、レッスン前に気分が沈む、体調が悪くなるようになっていきました。
体調が悪くなったことを訴えると、
「できないことを体調の悪いせいにするな」と言って自己啓発に出てくるような言葉を並べられ、「この最高の機会を与えている私にもっと感謝するように」と言わんばかりでした。
さらに、ブログのシェアをするように言われていたのでしぶしぶシェアを行っていたのですが、その時にブログだけでなく、ブログに付いている文章までシェアしていないことについてキレられ、損害賠償を請求するとまで言われました。
この時、私の中で何かが切れました。もうこいつにはついていくことはできないと。
この代表は法律に詳しいことを自称していて、
「口約束でも契約は成立する」
「損害賠償を請求する」
など、自分の都合のいいように法律を持ち出してきてキレます。
ここまでくると明らかに代表がおかしいのですが、突っ込んだら言いくるめる、もしくは逆ギレをしてきます。
代表は明らかに法律に詳しくありません。ただ自分の都合のいいように解釈しているだけです。
今すぐにここを辞めようと思った私は、法律に詳しい人に話を聞こうと思い、ネットで調べることにしました。
そこで、条件を満たせば無料で利用できる法テラスの存在を知り、有給休暇を取って法テラスに行ってみることにしました。
法テラスへ行ってみた
法テラスは、一言で言うとお金のない人が法律相談を受けることのできるサービスです。
利用条件として、年収、預貯金が一定より少ないという事が挙げられます。
もし給料が安く預貯金もない、でも法律が絡む悩みがあるという方がいらっしゃいましたら、この法テラスの利用を考えてもいいと思います。
(私は当時安月給だったのに加え、レッスン代も多く徴取されていたため、本当に助かりました。)
事前に電話で予約を取り、指定された日にちと時間に法テラスの場所に伺うことになります。なお、営業は平日のみです。私は有給休暇を取って伺いました。
(直近の予定がなかなか開いていないこともあります。緊急時は即弁護士事務所に問い合わせることをお勧めします。)
後で知ったことですが、弁護士事務所に依頼する場合、最初の相談だけなら無料という所も多い様子です。
ですが、この法テラスに行ったことで以来前に準備すべきことを教えてもらい、その結果スムーズに弁護士事務所に依頼できたので行ってよかったと思っています。
応対してくださったのは中年の女性弁護士の方でした。
私は、事前に以下のことを紙にまとめていて、弁護士の方にお見せしました。
・相談内容
・現状
・代表の特徴
・聞きたいこと
法テラスの相談時間は確か50分と決まっているので、事前に話したいことを前もって整理しておくのをお勧めします。
相談内容、現状、聞きたいことの3つが用意されていれば十分だと思いますが、これまでに書いたように代表がかなり特徴的な人物なのでそれについてもまとめていました。
聞きたいことと、それに対する回答は以下のようなものでした。
・代表に辞めるという話をすると、話に応じてもらえないばかりか罵声を浴びせられる。弁護士から退会の意思を連絡していってもらうことは可能か?
→最近よくある退職代行のような形で連絡し、辞めさせることは可能。
サービスの消費者は法律で保護されており、そもそも代表の意思で辞めることができないというのは、消費者契約上認められないから。
・代表は口約束でも契約は成立することを持ち出してくる、これに対してどう対処すべきか?
→確かにそういった面はあるが、それでは代表の好きなように契約内容を変えられてしまう。消費者契約上違反している場合は認められない。
・損害賠償を請求してくると脅されている、私は損害賠償を支払わなければいけないのか?
→損害賠償は、行為によっていくら損害が出たかを明らかにしなければ請求できない。特に損害が出たわけではないと認められない。
これを受け、私は退職代行を使うことを決意するのでした。
また、この法テラスに行った後、メンタルクリニックの予約を取ってもいたのでそこにも行ってきました。
法テラスの説明の際に渡した資料を出して体調が悪いと伝えると、
医師には「負けないで」と言われ、軽めの薬を幾つか処方されました。
また、こういった時に診断書を取ってくる人多いと思い、診断書を書いてもらうことをお願いしたところ、軽く了承されて診断書を書いてもらいました。
しかし帰りの診療代を払う際、受付の女性が何かをスッと差し出しました。
11000円の請求書でした。
診断書を書いてもらう前に、お金がいくらかかるのかを聞いたほうがいいというのは大きな勉強になりました(汗)
結論
・「法律に詳しい」ことを自称する奴は怪しい
・法テラスはお金がない人の味方!悩んでる人はぜひ!
・メンタルクリニックで診断書を書いてもらう際は、お金がいくらかかるかを聞いたほうがいい
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