この話は、
退職代行で習い事をやめてみた①~序章~
退職代行で習い事をやめてみた②~暴走~
退職代行で習い事をやめてみた③~崩壊~
の続きになります。
いきなりこの記事に飛んだ方は、これらの記事からご覧いただければと思います。
※注意※
この話は、身バレを防ぐために所々フェイクを入れています。さらに詳細に書くと特定されそうなのでエピソードは大分端折っています。
そのあたりご了承いただけると幸いです。
法テラスに行ってきて、退職代行と同じ手続きを行うと退会することが可能という事を聞き、退職代行に依頼することを決意した私。
退職代行をやっている弁護士事務所を探して予約を取り、定時で仕事を終えてから事務所に行ってみることになりました。
レッツ、退職代行!
そんなわけで、都心某所にある弁護士事務所に向かいました。
対応を頂いたのは弁護士ではなく、弁護士事務所で働く認定司法書士の資格を持つ中年の男性でした。
退職周りの法的手続きについては認定司法書士でもできるのと、退職代行は弁護士が扱うには料金が安い案件ので、認定司法書士が担う場合もあるとのことです。
法テラスに渡した資料を同様に渡し、対処についても相談することになりました。
以前法テラスに相談しに行った時、養成所の会員規約を見ないとどのような対処になるか具体的に分からないという事だったので、会員規約を探して見つけ、持参することにしました。
司法書士の方に、退職代行ではなく退会代行であるという旨を伝えると、
・手続き的には退職代行と全く同じ
・退職代行とは言っても、私はただ電話をして辞意を伝えるだけに過ぎない。今まで100%退職や退会には成功しているが、絶対という保証はないがそれでもいいですか?
という事を聞かれました。
さらに持参した会員規約には、辞意を伝えた翌月に退会が認められ、翌月分のレッスンは消化をしていただき、レッスン代金も頂くと書いてある。
交渉・裁判などをして翌月分のレッスン代金を払わないようにするという選択肢もあるが、手切れ金という形で翌月分レッスン代を払うのが一番スムーズに辞められますがどうしますか?
というようなことを聞かれました。
私はもう一早く縁を切りたかったので、翌月分のレッスン代を納めたうえで、体調不良の為に即退会する旨を司法書士から電話で伝えるという事に落ち着きました。
そして契約書などをもろもろ作ってもらい、料金(55000円でした)を払った段階で案件を受理するという話がまとまりました。
また、今回は退職でなく退会代行という形になるが、こういったケースはこれまでになかったのかと聞くと、かつて同じような退会の依頼を受けたこともあり、その際も無事に退会に相成ったという事でした。
最後のレッスン
なお、この相談した翌週にレッスンがあり、結果的にこれが最後のレッスンになることになりました。
レッスンでは、私に不満があった代表から、
契約違反だから損害賠償を請求する!
殴る!
などと罵声を浴びせられることになりました。
私は、言われるのは分かっていてレッスンに参加しました。そしてこれを以って最後にしようと。
ちなみに、私はこのレッスンの前にUSB型のボイスレコーダーを入手しており、この日の音声を全て録音しています。
もう限界だと思い、レッスン後にすぐ55000円を振り込み、数日後の夜に司法書士のところを訪ね、案件を受理したい旨直接伝えるのでした。
終焉
司法書士の方に、電話をしてほしい日にちと時間をお伝えします。
その日のその時間を選んだのは、代表が事務所にいる可能性が高かったからでした。
指定の日時・時間に電話をして、10分後くらいに結果をお伝えするので、その電話には出てほしいと言われました。
その日は普通の仕事をしていて、指定の時間の10分後くらいに休憩に出てスマホを取ると、丁度司法書士の方から電話がありました。
電話に出ると、先ほど代表の方と電話でお話ししましたとのこと。
電話で私の辞意を伝えると、最初に伺った通り気難しそうな方でなぜ私からの電話ではないのかと聞いてきたが、話をしていくと後は粛々と応じたとのことでした。そして退会届を郵送するとのことでした。
何ともあっけない終わり方でした。
長く苦しめられていたことでしたが、司法書士の方からの数分の電話で終わった報告を聞くだけという、じつにあっさりした幕引きでした。
後日、退会届が郵送されてきたので、署名して郵送しました。
この代表、事あるごとに私に向かって
自分の言ったことは守れ!
と言っていました。
(しかし、半ば恫喝のような形で私に言わせていたり、私の発言を自分の都合のいいように解釈していたこともありました。)
「損害賠償を請求する」、「殴る」は今のところ実践されていません。
損害賠償を請求するには不十分なことは分かっているし、殴った時点で即警察行きなのですが。
さらに、代表は法律に詳しいと自分で豪語しておきながら、法律に詳しい認定司法書士からの電話には素直に応じました。
正直、自分の意にそわないことにはクレームを入れないと気が済まない人間だったので、認定司法書士の方にもクレームを言うものだと思っていました。
こういったところからも、こいつの人間性が垣間見えるというものです。
もう完全に幻滅しました。
あれからしばらく経ち、私の体調は回復し、電話におびえることもなくなりました。
これを書いている2020年4月は、コロナウイルス蔓延にともなう緊急事態宣言がだされています。
初めに申し上げたように俳優養成所というのはフェイクなのですが、それに近いところになるので、コロナウイルスの影響はもろに受けているはずです。
もう一生関わることはないのですが、どうなっているのか少し気になるところです。
完
いかがでしたでしょうか?
今回は退会の際、退職代行を使ってみた日記という事だったのですが、
退職代行は本当にあっけないです。
お金はそこそこかかります(私の場合55000円でした)が、これでこれからの人生の障害になる人間関係を完全にリセットできると考えると、安いものだったと解釈しています。
ここまで読んでいただいたみなさんに問います。
・職場、習い事に限らずパワハラ、セクハラに悩んでいませんか?
そして、それを一人で我慢してはいませんか?
・職場、習い事を辞めるというと話に取り合ってもらえない、罵声を浴びせられる、または嫌がらせを受けるなどして悩んではいませんか?
そんな時、この日記で書いた方法が役立つかもしれません。
たとえ退職代行でなくても、相談することで解決法が探せる場合もあるはずです。
雇われている人には、辞める権利があります。それは習い事でも同様で、好きな時に辞める権利があります。
この日記が、皆さんの人生の何かのヒントになれば幸いです。
結論
・退職代行は本当にあっけなく終わる
(相場は2020年現在で30000~60000円くらい。アルバイトの場合はもっと安くなるようです。)
・退職代行に限らず、法律家に相談すると道が開ける場合もある
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